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年頭所感

代表取締役社長
井上 慎一

タイトル:「マイルで生活できる世界」

新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年は、新型コロナウィルスの影響を受け、混乱の中に過ごされた方も多いと思います。また、熱海の土砂災害や西日本を中心に発生した豪雨などの災害にも見舞われた1年でした。感染症に罹患された皆様、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、過去に例を見ない災禍の最前線で、困難に立ち向かっておられる全ての皆様に敬意と感謝を申し上げます。

当社は昨年4月、ANAグループのプラットフォーム事業会社として、新たなスタートを切りました。収益構造の多様化、事業リスクの分散により、「航空一本足打法」から脱却して、パンデミックの再来にも耐え得る強靭なANAグループを作り上げるための中核となる事業を担います。

そのコンセプトは、「マイルで生活ができる世界」です。これまでの「航空」や「旅行」といった「非日常」領域に加え、「日常生活」領域においても、ANAグループの強みを活かしたサービス・商品を「マイル」と結びつけて展開していきます。

その具現化として、今年は「ANAスーパーアプリ」の提供を開始し、決済機能を拡充し、ECサイトにおいてもサービスの強化を進めてまいります。それらを通して、「マイルをためる・使う」機会を、手のひらでスマホを使いながら・街中で・ネット上で、航空券・旅行に止まらず不動産・金融・
                       保険などの幅広い商品・サービスへ、すなわち「日常生活」領域へ拡大してまいります。                                            

                      「ワクワク感のある」、「簡単・便利な」、そして「オモロイ」商品・サービスづくりを目指す
                      「新生ANA X」にご期待ください。

                       本年も何卒よろしくお願い申し上げます。